小型木質バイオマス発電所
本市の西薩団地に進出予定のバイオマス発電所の視察でした。
Symenergy社が4月から運用開始した「大生黒潮発電所」を見せていただきました。
事業として地域と協同で地域主導型の開発を進めるということです。
システムとしては木質をガス化ということです。ドイツのブルクハルト社製のガス化供給装置だそうで、世界中で161基が導入されているということです。
西薩団地における操業では、様々な懸念を生じさせないような仕様で導入したいということでした。


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コメント
お疲れさまです。
この手の分野は私のテリトリーなので、手前味噌ながら少々詳しいです。西薩工業団地でバイオマスやってることも承知しておりました。
私は既存川内火力発電所のような石油火力発電をはじめ、液化天然ガス、石炭、汚泥バイオマスを燃料とした発電所の運転、建設、管理、防災など技術に携わっておりましたから、ボイラタービンならびにガスタービン発電には馴染みが深いです。
木質バイオマスには携わったことはありませんが、ガス化して利用するとのことで石炭蒸し焼きによるガス化などの技術を応用したものなのでしょうね。
その考えられネックは発生ガスの燃焼カロリーがおそらく低いので燃えにくいがゆえに、燃焼管理に気を配らないとプラント性能面でコストに響くと思います。
いちき串木野市でガスといえば非常にカロリーが高い石油系のプロパンガスなので、プロパンガスの感覚で木質ガスを燃やすと長い目のコスト面で痛い目に合うと思うのでご注意ください…ゴミ発電の痛い経験もありますしね。
バイオマス系のガスや液化天然ガスは屁と一緒のカロリーが低いメタンガスが主成分なので、プロパンガスとは違うことを意識した性能管理と、木質ガス化にかかるコスト管理が採算の鍵だと考えます。
冨永 #- | URL
2018/04/28 22:33 * edit *
冨永様へ
コメントありがとうございます。
さすが~、お詳しいですね~
西薩団地のバイオマス発電施設は今後建設予定でして、進出企業が串間市で運転をはじめたということで視察に行った次第です。
やはり燃料を均一にするためにペレットに加工してありました。
串間の大生発電所のシステムでは、日本初ということで、・ガス化発電10台×ペレット工場・温水を木質乾燥とバイナリーに利用・コンベア式温水おが粉乾燥機設置、ということでした。
ちなみに発電用のディーゼルエンジンはドイツのMAN社製でした。
これからは様々な電気の供給方法がありますので、メリット、デメリットなどしっかり理解していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
はまだひさし #- | URL
2018/04/30 16:47 * edit *
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