西郷南州翁の書
昨日の予算審査において、明治維新150周年記念事業について質問いたしました。
そこで以前歴史に詳しい友人から、役所に西郷南州翁の書が存在しているのでは・・ということで、当局に尋ねたところ、「存在は確認してあり、大切に金庫に保管してある。」ということでした。
それならば、市民の財産でもあり、事業に当たって広く市民のみなさんに披露、紹介すべき!と意見を述べさしていただきました。
それを受けて、本日、観光交流課の皆さんが、委員会の始まる前に議員や当局のみなさんにその書を紹介していただきました。
明治維新の中心的存在の西郷隆盛の書ということで、たいへん感動をいたしました。
「臣道篤而自志明者也」 とあり、「臣道あつくしておのずから志あきらかなり」と書いてあるそうです。
今後、広くまた、詳しく紹介されると思います。よろしくお願いします。
市来町郷土誌より

category: 議会
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コメント
お疲れさまです。
南洲翁の書とはこれまた失礼ながら本物なら驚きですね。
昔はよく各家の床の間などに敬天愛人の書などが飾ってあるのを見かけましたが、南洲翁の直筆ならわっぜぇどね~てな感じで眺めてました。
ちょうど県も西郷さんブーム到来に目星をつけて盛り上げようとしているようですから、一つの地域活性ネタに良いのかもしれません…
ただ、いちき串木野に西郷さん絡みの遺跡や由緒があればいいんですけどね~、大久保さんは川上辺りに何かあったような記憶が…
全国を眺めていて、自然体の地域活性に必要なハードとして「城や仏閣などのランドマーク」が必須なような気がします。
田舎なのに盛り上がっている所は、城や仏閣などが必ずあって、城下町や参道に人が集まります。
鹿児島県には城が跡しかありませんしね~観光地優等生の指宿も温泉ばっか頼りすぎて最近は廃れぎみなのはランドマークが無いからでしょう…その点、霧島は神宮などもありますし安定してますもんね。
まぁ、いちき串木野は自然体の目立つランドマークが無いだけに食の街などの抽象的ランドマークで代替しとるのはわかりますが、自然体には勝てませんもんね~
すいません、話がそれましたが日々のご活躍に期待しております。よろしくどうぞ
冨永 #- | URL
2017/03/28 19:32 * edit *
富永様へ
いつもありがとうございます。
南州翁の書についてですが、旧市来町発行の「町報いちき」昭和43年4月号の1面に写真付きで紹介してありました。原文を紹介します。
「西郷南州翁の書と称するものは全国に何万とはんらんしているそうですがほとんどが石版刷りか偽筆だそうです。
市来町役場に大切に保管してある西郷さんの書は正真正銘のほんものです。昭和三十四年県の文化財専門委員に鑑定をもとめましたら一見して真筆との太鼓判を押されました。それもその筈この書は出所がはっきりしています。
明治初年鹿児島の武村に自適中の翁はよく羽島から薩摩方面に狩猟に出かけておられたそうです。たまたま翁の狩猟中に島津忠義公は遠乗りの騎馬で御仮屋(今の町役場のところ)に来着、急便を狩猟地に出して、翁を奥の一室に招いて一時間程密談されました。そのおり、勝目実禎(のちの村長)と野崎兼道の両氏が翁にお願いして書いてもらったのがこの書です。落款の持ち合わせはなかったのでこの後両氏は武村の自邸に翁を尋ねて落款を求められたということです。
「臣道篤而自志明者也」
「臣道あつくしておのずから志あきらかなり」と書いてあります。
今年は維新から数えて百年目南州翁死して九十年、この書は翁を偲ぶかっこうの記念品といえましょう。」
以上です。ほんと当時の逸話を紹介してありすばらしいものだと思います。また、維新百年に合わせて町も書を披露していますので、是非、市も今年から広く紹介していただきたいものです。楽しみです。
また、川上には大久保利通の祖先の墓もありますので、詳しく調べてみます。いつも,ありがとうございます。
はまだひさし #- | URL
2017/03/30 08:05 * edit *
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